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ブログ開始日 2021年12月31日

当ブログの考察は当事者の体験に基づく内容です。ご了承の上でお読みください。

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言壁の棺 — 発達障害考察ブログ

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私の海辺⑤—高校生期



高校生期(浸水3—社会性—低)

 

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図の根拠

 上記図は、浸水状態のまま社会性が少し増え、自分(渚)が少し広がった様子を表現した。社会性にほぼ変化はないとした。平常時は自分の言動リスクを(当時の自分なりに)感情と社会性を天秤にかけてイメージすることができた。しかし感情的になるとできなくなった。

 

高校生期の注目点

  • 学力が低すぎて他県の推薦入学(学力低い子向け)しか選択肢がなかった。人間関係をやり直す為に志望校が自分しかいない高校を選んだ。→無事合格
  • 友達作りは慎重に進めた。自分からは話しかけなかった。
  • 入学してすぐに実施された3泊4日のオリエンテーション合宿中にホームシックになってしまった。
  • コミュニケーションの取り方にはまだ奇異な特徴があったが、相手の反応をみて違和感を覚えた時は修正することができた。
  • 高1の時、クラスメイト(不良)に学校で漫画を貸したら生徒指導の先生に没取されたと言い、謝ってくれたのに私が怒ったことにより喧嘩になった。ここは普通怒るところだろうと意識して選択したことだったが、間違いだった。
  • 高1の時、喫煙を学校にチクったという理由でクラスメイト(オタク)が教室で暴行を受けていたので止めに入った。その後数日渡って挑発や因縁をつけられたが、その展開は想定できていたので混乱はなかった。
  • 高2の時、地元の暴走族の知人とトラブルを起こした。その出来事をきっかけに高校中退をした。
  • 記憶違いでなければ高1の半ばから喫煙をするようになった。

 

解説

 言動を自重したことで、大部分は何事もない日常を維持できた。オリエンテーションの半ばでホームシックになったことからも、ほぼ洪水に近い浸水状態が持続してていたと思われる。常時先読みを意識していたので頭の中いつもは忙しかったが、不良とトラブルになった時も、常に言動のリスクを想定していたので大きな混乱はなかった。

 

   ◇ ◇

 

 周囲のルールにはまだまだついていけないことがあった。電車通学も覚えたルートを使っていたというだけで定期券の使い方はよく理解していなかったし、この頃はまだバスの乗り方もわかっていなかった。放課後の部活動も入部したのにずっと行かなかった。小〜中学校の時は部活動の時間であることが時間割表に載っていたが、高校では放課後になったら勝手に部室に行く、ということを知らなかった。普通は日常の中で自然と覚えていくようなことの抜け落ちが酷く、いつもと違った状況に陥るとよく混乱した。

 

   ◇ ◇

 

 高1の3学期は大きなトラブルもなく平穏に過ごすことができた。自信もついたがこの頃から口調が荒くなっていった。底辺不良高校という環境にいることや、当時ハマった不良漫画の影響だった。それで人付き合いや考え方も粗暴になり、暴走族の知人に対して力関係に合わない失言をしてしまい、怒らせてしまった。「友達だと思ってるなら言っていいことと悪いことがあるだろ」という彼の言葉が深く突き刺さり、自信を失った私は高校を中退した。知人でさえそこまでキレさせてしまうのに、特に関係が築かれてない高校の不良を怒らせてしまったら殺される、と思った。

 

   ◇ ◇

 

 最初こそ親からも担任からも反対されたが、この頃、家業の飲食店は経営状況がよくなく、給与面で融通が聞く家族のスタッフが増えるのは都合が良かったのと、中退後も就職先があるということで、中退の話はすんなり進んだ。

 校長は「きみは5歳児のまま大きくなったんだね」と言った。当時の私はその言葉の意味がよくわからなかった。 

 


定型発達の場合

 下記図は比較用に作成した、同時期における定型発達ケースの海辺モデルである。

 

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 中学生期よりも渚の揺らぎに重点を置いて変化をつけた。穏やかな部分と荒れている部分を設定し、平常時でありながらも悩みや葛藤を抱えている精神状態を表現した。砂浜の部分には社会性の最終形態である家やビルの形をした建造物を少し配置だけした。