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ブログ開始日 2021年12月31日

当ブログの考察は当事者の体験に基づく内容です。ご了承の上でお読みください。

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はじめに/目次

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言壁の棺 — 発達障害考察ブログ

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人格意識のとらえ方①—『海辺モデル』(基礎編)



 私は発達障害が依存症であると気がついたと同時に、人格そのものが依存症の症状にすぎないことにも気がついた。

 その考察を基に人格意識を図解で表したものが下図の「海辺モデル」である。

 

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海辺モデル(静寂)

 

 海の部分が「脳」。社会の部分が「社会性」。そして、渚の部分が「自分」である。これらは全て自分の意識を構成しているが、それぞれは違うものである。「自分」と呼べる領域は、脳と社会性の狭間に形成される渚の輪郭部分である。

 

 海辺モデルの「静寂」とは、「自分」と「社会性」が「脳」の影響を受けていない状態である。端的に言えば、落ち着いている状態のことであり、「自分」と「社会性」と「脳」との適切な距離感である。

 渚は海の一部だが、海ではない。

 社会は意識の中にあるが、渚や海ではない。

 


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海辺モデル(津波

 

 2枚目、津波状態。この図は津波の部分を「衝動性と麻痺」だと思って見てほしい。

 海が渚を越えて社会にまで到達している。この状態の意識は、「社会性よりも脳の衝動性が優先されており、且つ社会的判断が麻痺している」ということだ。

 例えば怒った時や楽しい時など感情が強く表れている時や、ギャンブルがしたくてたまらないなどの依存衝動が強く出ている時である。そういう時の人は、平常時なら決してしない失言や暴力をしてしまったり、生活費を使い込むなど普段ならしない選択をしてしまう。

 この意識状態は発達障害が疑われるが、この津波は放っておけば引いていく。第二波、三波が来ないように過ごせば1枚目の静寂時に戻ることができる。

 

 津波の状態を考える上で念頭にしたいのは、津波による衝動性と麻痺は「来る時」だけではなく「引き波」の時も発生しているということ。禁断症状のような性質をイメージを想像してほしい。津波が引く=鎮静状態に近づくではなく、そのピークが過ぎてから引いている間にも、感情が荒れたり混乱するターンが持続することを想定しなければならない。

 


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海辺モデル(浸水)

 

 3枚目。ぱっと見、津波の図と同じようだが、こちらは「浸水」の状態である。「自分と社会性が脳の影響を持続的に受けている状態」であり、これが精神疾患発達障害の状態を表した図である。この状態の人は通常は静寂となる平常時であっても、津波が来ている時と同じ人格意識になっているのだ。

 

 浸水も津波同様、本来は時間経過と共に引いていくが、引く前に第二、第三波が来てしまうのでいつまでも浸水状態が解消されない。発達障害者は津波が来やすい人とも言える。

 こうして「自分」と「社会性」は脳の影響を受け続けたまま形成されていく。その期間が長ければ長いほど、平均から逸脱した性質になっているだろう。

 


 社会通念として、まず精神疾患を抱えていない健常状態があり、それとは別に依存症や発達障害があることになっているが、「海辺モデル」を基準にすることにより、全ては同じフィールド上で起きている変化として考えやすくなる。合わせて原因や治療法も一貫性を持たせて考えることができる。

 

   ◇ ◇

 

 意識の考え方としては「氷山モデル」が有名だが、私にとって意識とは波のように引きと寄せの性質を有していて、且つ精神疾患発達障害は意識の奥底にあるものが表まで出てきてしまっている印象があるのに対し、現実の氷山は固形物で、通常は浮上したりしないので、活用しにくいと思っている。

 

 私の場合、生まれつきか幼児期から「浸水」状態だった。それが解消されないまま何度も津波の直撃を受け、そのまま成長した為におかしな社会性が形成された。

 現在は「静寂」状態を維持できており、おかしかった社会性も少しずつ平均的な質に復興している。ということだ。

 

 ②以降はこの基礎編をもとに解説していく。

 

   ◇ ◇

 

 補足。この海辺モデルにおいて「海」は「別の人の海」と繋がっていると考えられる。また「渚」は「肉体の感覚」とも繋がっており、「社会」のどこかに「知識」があると考える。考案した私にとってもまだ未知の部分が多いのだが、いま言ったように図解上に表していないものを当てはめて使うことは可能である。