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ブログ開始日 2021年12月31日

当ブログの考察は当事者の体験に基づく内容です。ご了承の上でお読みください。

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はじめに/目次

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言壁の棺 — 発達障害考察ブログ

Calm or fact. Choose either.

発達障害の治療③—症状の再発予防



 回復域になり、基礎能力と職業能力の習得訓練も終わった。今の段階は風邪に例えるなら「治った状態」であるが、風邪も一生かからないわけではないのと同じで、発達障害も条件を満たせばまた症状を抱えてしまう。

 日常に戻る前に再発予防に関する座学を受けてもらう。

 

発達障害の発生機序及び症状の考え方

 発達障害は恐らく依存症の類である。現代医学ではそのように定義されていないが、それでも依存症として話を進める理由は、そうした方が原因から予防まで一般常識程度の知識でも、一貫した理論で考えやすくなるからである。

 

・健常的な状態と依存症の状態は社会通念として分けるが、そもそも人格とは脳の依存的働きより形成された脳波のパターンであり、依存症状の一種であると考える。(そもそも依存症の特徴である衝動性と麻痺の性質は健常者にも見られる特性である)

発達障害とはその特性が興奮したまま、長期間にわたって活動したことにより陥る境遇である。衝動性と麻痺の強さにより、言動が社会性よりも脳の衝動性が基準になる他、麻痺のせいで様々な知識や感覚の習得ができていない状態である。

・この衝動性と麻痺が極端に増強されないように活動することが、再発予防の要である。

・↑これらは入所前の事前説明でも伝えるべき内容である。

 

発達障害生活様式

 脳の依存性(衝動と麻痺)が興奮する対象を遠ざける。主な対象は「食べ物」「娯楽」「言葉」である。

・「食べ物」は、和食を基本とした健康的な食生活を心掛ける。ジャンクフードやエナジー系ドリンクは程々にする。酒や煙草など嗜好品類は手を出さない。

・「娯楽」は、ゲームやギャンブルは頻度や対象を絞り、程々にする。

・「言葉」は、生活や労働において、言葉の使用量を少なくする。使用文字数を気にする。

 

生活について

 言葉の使用量を抑えた生活様式を送ること。

・テレビは見なくて良い。天気予報やニュースを視聴する程度が理想。

・ネットは調べ物はショッピング程度が理想。SNSに分身は作らない。

・読書や勉強は時間やページ数などで管理し、1時間以上続けないようにする。

・家族との会話は適度にする。

 

労働について

 「言葉の使用量が多い業種は相性が悪い」という考え方で決めると良い。

 

●向いている業種の例

・言葉ではなく動作を基準にする仕事。例:誘導員や工事現場の職人など

・作業内容が手順化されているチェック作業。例:不具合検出業や設備員など

・観察や記録を主として成果物をつくる作業。例:研究職など

・同じ動作を繰り返す作業。例:工場の作業者など

 

 無論、向いている職種に就けたとしても、上司や同僚からパワハラを受ければ症状は悪化する。

 

●向いていない業種の例

・言葉を多用する職業全般。オフィスワーク全般、営業職、起業家、事務受付、コールセンター、苦情受付、小売店、飲食業、教師、医師、弁護士、政治家、アイドルなど芸能人、作家やライターなどの文章業、メディア関係職、など。

 

 これらの業種は〝言葉のちゃんぽん〟であり、この職業に就くことは自分から症状を悪化させているようなものである。継続して従事するには相当の工夫が必要である。

 

    ◇ ◇

 

 発達障害のことを依存症として捉えたり「言葉の使用量」を減らすということは私の体験を根拠とした考察の回答だが、当事者に推奨する生活様式という点で言えば医療的回答とも相似している。症状が悪化する条件を満たしてしまうからだ。普通の人にとってはなんでもないことでも、発達障害者にとってはありとあらゆることが依存症を煽る要因になってしまう。

 この社会で生きている限り、衝動性の波が強くなるのは仕方がない。重要なのはその波を鎮めならが活動するということ。それができれば活動の幅は広がるし、できなければどこにいても症状は悪化する。

 

   ◇ ◇

 

 警戒しなければならないのはメディアである。喜怒哀楽を煽るものを積極的に見せてくるが、メディアコンテンツの大半は当事者にとって症状悪化の要因である。ただそれらは社会通念への影響が大きいので、一般教養として見聞する必要はある。

 良い面として、メディアは当事者の居場所を増やす影響力を有している。この恩恵は誰もが受けている。が、「居場所が決められる」ともいえる。あなたがおかしくても周囲は受け入れようとする。

 

 当ブログに辿り着いた人の多くは発達障害の症状に悩んでいて、「普通の人」になる方法を求めている人だと思う。その方針からいって「当事者への配慮」は多くの場合、望まないものとなる。

 その日々を私たちは平穏(calm)と呼ぶ。