5年間の警備員としての日常の中で自分が勉強できなかった要因を特定できた。逆に言えばその条件に気をつければ勉強できるということだ。実際その方針で国家資格である交通誘導警備業務検定2級の試験勉強に勤しんでいた時期がある。コロナの影響で試験を受ける機会が得られなかったが、ほぼ一年間ずっと毎日机に向かえたのは紛れもない事実だ。
だから今の自分ならオフィスワークもできるのではないか、という予感がしている。直感をそのままいえば「できる」だ。
転職活動の行く末次第では本当に、3ヶ月後くらいにはどこかの会社のオフィスで働いているかもしれない。
そんな気持ちをキープしつつ、いまいろんなことを勉強目線で見るようにしている。論文の書き方の本も買った。転職活動も勉強も、生まれ変わるつもりで挑むつもりだ。
そうして最初に思ったのは知識の価値だ。私は「実際」や「実態」を捉えて認識する感覚を鍛えてきた。それは知識だけでは獲得できないものだ。でもそこには優しさがない。
知識があれば、いろんなことが優しく言える。この気づきはいつまでも覚えておこうと思おう。