先日、会社でハロワークに行った近況を話して今後の見通しを聞いた。で、退職することに決めた。せめて週3日だけでも勤務があれば一時の間なら耐えられる。が、無理そうだった。内勤さんは「本当に申し訳ない」と言った。
うちの警備会社も各エリアに支社があり、隊員はそのうちの1つに所属しているという勤務形態だ(警備会社あるある)。別の支社では隊員不足というパターンもあるから支社異動という手段もあるにはあるのだが、それは平常時に有効な方法だ。このコロナ禍ではどこの支社も依頼不足。現場がなくて1ヶ月以上干されている隊員もいると聞く。私は週1〜2日程度だったが、それでもよく仕事に入れてもらえた方だった。仮に異動しても仕事の補償はないし、あるとしても元々いた隊員の仕事の機会を奪うことになる。積極的に取れる道ではないと思った。
自分はおじいちゃんになるまでこの会社で働いて、定年で退職する時はきっと泣いちゃうんだろうなぁと思うこともあった。仕事はできたし、勉強もできるようになった。ここなら骨埋めるつもりで頑張れる、と思った。仕事の経験を活かすなら同業他社に転職するのが堅実なんだろうけど、別の会社では同じ気持ちになれないと思う。大事な人を失う気持ちってこんな感じなのかもしれない。