警備の仕事はそれまで私が主に携わってきた接客販売やオフィス業とはぜんぜん違う世界だった。特にちょっとした業務でもいろんな資格が関わっていることは新鮮な知見だった。
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資格とは何の為にあるのか。それは作業者及び第三者の安全の為である。工事の世界ではありとあらゆる作業に必要資格が設けられている。破壊や死者など、あらゆる工事災害を起こさない為である。その上で毎日、健康チェックと危険予知を行うのだ。
その角度からみて、オフィス業務は精神疾患者や自殺者の発生率に対して、対策が不十分と言わざるを得ない。その業務は本当に誰にでもできるやつなの?
そこで、私が真っ先に思ったことが、電話応対業務の有資格化だった。
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電話応対業務の何が困るかというと、そもそも相手の言ってることが聞き取れないということだ。聞こえていたのに頭に残らない、と言った方がいい。脳の機能の性質が深く関わっている業務なので、適性検査や講習を行なって有資格化したほうがいい。
あと舌が悪いとか、早口すぎる人に電話させるのもやめてほしい。それだって適性検査で落とせばいいじゃん。