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ブログ開始日 2021年12月31日

当ブログの考察は当事者の体験に基づく内容です。ご了承の上でお読みください。

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言壁の棺 — 発達障害考察ブログ

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昔話45:高校生になってもオウム返しが治らなかった話



 成人後に受けたWAIS-RとIIIでも数値に出ていたけど、私は言葉の習得に遅れがあった。それが原因だと思うのだが、私が話す言葉にはとにかく「オウム返し」が多かった。

   ◇ ◇

 オウム返しとは相手の言った言葉を用いて返答することである。いろんなパターンがるが、例えば仕事のやりとりで相手の言った内容を確認する意図で復唱することもオウム返しと言う。

 今回の話はそれとは違う。幼児が言葉を覚える成長過程で、聞いた言葉をそのまま言う場合のオウム返しである。

 私は小3の頃まで、声に出しながらじゃないと漫画が読めなかった。それが普通なのか、やはり障害っぽいのかはわからない。

   ◇ ◇

 話しかけられた時の第一声をそのまま口がコピペしてしまうパターンが多かった。例えば「昨日Aとゲーセン行ったんやけどさぁ」と言われると、「昨日Aとゲーセン……」あたりまで口が勝手に言ってしまう、という感じである。これが高校生の時で、その頃にはこれがおかしな癖という自覚があったので途中で言うのをやめることができたのだが、小学生や中学生の時はそのブレーキがきかなかった。

   ◇ ◇

 この癖が治ったエピソードも覚えている。たぶんこれがきっかけ、という話だけど。

 高1の時のある休日。友達ABCと一緒にいる時にその場にAの彼女が現れた。しばらく5人で喋っていたが、BがAと彼女さんに気を回して、私とCに「二人っきりにしてやろうぜ」とこっそりショートメールを送ってきた。

 通常なら、それとなく話を合わせて私とBCがその場を離れる展開になるのだろうが、あろうことか私はそのショートメッセージの文章を復唱してしまったのだ。

「二人っきりにしてや……あーーー!」

 ほとんど言い終えるところまで言ってしまったのを「あー!」と叫んで誤魔化した。その後なんかわちゃわちゃした動きできょどりながらその場を離れた。後からBとCに「お前はアホか!w」と怒られていじられた。

 この件をきっかけにオウム返しの癖を深刻に考えるようになって、気をつけるようにした。それ以降、オウム返しの癖は記憶に残らない程度には目立たなくなった。