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ブログ開始日 2021年12月31日

当ブログの考察は当事者の体験に基づく内容です。ご了承の上でお読みください。

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言壁の棺 — 発達障害考察ブログ

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昔話13:太っている女子に「妊娠してんじゃねーか」と言って泣かせた話



 小6の時、太っている女子に「妊娠してんじゃねーか」と言って泣かせたことがある。

 直後に近くの席の女子が唖然とした顔で「ひどい!」と言った。一緒に喋っていた友達も「いやそれは……」と口をつぐんだ。

 私は「え?」と思った。酷いだなんて、どうしてそんな風に言われるのかがわからなかった。

   ◇ ◇

 当時の私は、というかこれは一部の男子生徒と言うべきか。面白いことを言って人を笑わせることがステータスだった。誰かがボケたかアホなことをして周りが笑う、次は別の誰かがそれを上回ることをする。エンタメ番組で笑いが起きたあと、周りにいるお笑い芸人が追従してボケたりツッコミを入れたりする流れがあるが、そういうのを想像すればいい。

 教室内では授業中だろうが休み時間だろうが、その笑わせコンボがよく起きていた。私もその事象の一部だった。

 その事象の元凶はもしかしたら私かもしれない。二言目にはふざけたことを言って笑わせようとした。普通の相槌をしながら会話を進めることができないほどだった。衝動性の強さがそうさせていた。

 今回話すのは失言に至るまでの経緯がわかりやすく、自分自身が受けたショックも良く覚えているケースである。

   ◇ ◇

 その時はよく喋る男女4〜5人で冗談を言い合っていた。「◯◯だってそうやんw」とか「あほーw」とか、そんな感じでお互いをいじるような会話だ。みんな笑いながら喋っていたのだが、その場を凍り付かせたのが私のその一言だった。

 女子は泣き出した。私はわけがわからないまま謝った。何度も謝ったが女子の涙は止まらなかった。会話は止まった。

 数分ほどしてから、自分が酷いことを言ったのを理解した。衝動性が落ち着き、麻痺が解けて、常識的な判断ができるようになったのだ。「どうしよう。謝らなきゃ。またやっちゃった」などなど、色んな動揺と反省が頭を巡った。

 私はまた謝った。けど暗くなった空気は変わらなかった。

 

 休み時間が終わって授業の時間になった。その授業が終わった頃には、さっきの休み時間にあったことなんて忘れていて、私は普通に話しかけていた気がする。

 そう思うのは、しばらくの間、女子たちからの反応が冷たかった記憶があるからだ。

 

 この出来事の後も、私はこの類の失言を日常的に繰り返すのであった。

   ◇ ◇

 この当事者は衝動性の強さを遠因として人を笑わせることがやめられなくなり、その反動で強まる麻痺も重なって、中傷的な嘲笑を繰り返す人になってしまうことがある。しかもその酔っ払いと大差ない習性を「自分にはお笑いの世界が向いている」などと錯覚しやすい。

 これがお笑い芸人に非常識な者やヤクザのような者が多い理由である。芸人の道を目指すのは結構だが、症状を強めるばかりの茨の道であることを承知されたし。