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ブログ開始日 2021年12月31日

当ブログの考察は当事者の体験に基づく内容です。ご了承の上でお読みください。

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言壁の棺 — 発達障害考察ブログ

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昔話11:遊ぶ約束を断った女子にぶつかる嫌がらせをした話



 誰彼構わず遊べるのって何歳くらいまでだろう。少なくとも私は小6になっても、「友達グループ」ってものがよくわかっていなかった。当時を振り返るとそうだったんだと思う。

 土曜の放課後や日曜日の遊び方は、誰かの家でテレビゲームをするか外で遊ぶかの二択だった。週末に誰かと遊ばないで過ごすなんて、想像すらしないほどありえないことだった。

   ◇ ◇

 まずは「よく遊ぶ友達」に声をかける。それで大体は約束がつくれるのだが、やはり月に1度〜2度くらいは上手くいかないことがある。

 そうなると今度は「たまに教室で喋る程度の友達」に声をかける。ほぼ上手くいかないがなんとかなることもある。ただそれで相手が「よく遊ぶ友達」に昇格した記憶がないので、一度は一緒に遊んだけど次からは断る、という関係性になったんだと思う。「なにして遊ぶ?」と聞かれても、私に答えの用意はいつもなかった。「ゲームできる?(君の家で)」と聞き返した記憶ばかりがいくつもある。

   ◇ ◇

 私が声をかける範囲には女子も含まれていた。「たまに教室で喋る程度の友達」でも約束がつくれなかった時に声をかけていた。

 小5の時だったと思うが、当時仲の良かった男女数人で女子の家に行ってゲームで遊んだことがあった。その時の体験が私の脳に「女子も一緒に遊ぶ友達」「女子の家にもゲームがある」と学習させたのだ。

 女子を誘ってもほぼ間違いなく断られるが、ある時了承してくれたことがあった。相手はたまに喋る程度の子だった。「いいよ」と言われた後は「家にゲームあるかなぁ」とか「なにしてあそぼうかなぁ」とか考えた。

 しかし数分後、その子が近づいてきて、「やっぱり遊べなくなった、ごめんね」と言った。

   ◇ ◇

 その時に自分がなんと返事したかは覚えていないが、私は無性に腹が立って苛々した。「嘘をつかれた」と思った。

 その会話の後、女子は廊下で他の女子と喋っていた。その様子を見て、私の怒りは更に増した。悪いことをした奴が平然としていることが気に入らなかったのだ。

 私は近づいてすれ違う振りをしてわざと肩をぶつけた。それを短い休み時間の間に3回くらいやった。

 女子は「なんでぶつかるの!」と怒った。当然である。私はその女子が怒ったことにまた腹が立って、睨み返しながら歩き去った。

   ◇ ◇

 翌日にはこの出来事を忘れた。だから謝りもしなかったし、そもそもたまにしか喋らない相手だったこともあり、また会話をして更に関係が悪化したということもない。

 

 発達障害者は辛い出来事を忘れられないというが、逆に感情的にとった言動を覚えない特性も併せ持っている。これは酒の酔いから覚めた時に、酔っていた時のことを覚えていないのとよく似ている。

   ◇ ◇

 ぶつかりながら歩くといえば、駅などの人混みでわざと女性に肩をぶつけながらすれ違う男のことを聞いたことがある。あれも懲らしめたいという感情が根にあるのではないかと推察する。